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パナソニック [ニュース]

営業赤字が続いていたパナソニックのテレビ事業が2016年3月期に黒字に転じる見通しとなった。収益力が高い大画面4Kテレビが日本や欧州で好調なためで、営業赤字からの脱却は8年ぶり。高画質の4Kテレビ「ビエラ」の新モデルの記者発表で、品田正弘事業部長が明らかにした。

 昨春から赤字脱却を目標に掲げており、品田事業部長は「収益はもくろみに近い形で着地できる」と述べた。薄型テレビの生産はこの10年、韓国や中国との競争激化で価格が急落し、過剰投資もあって各社とも収益が悪化。パナソニックは昨年、中国での生産から撤退し、北米での量販をやめるなど事業をスリム化した。

 最近は欧州や日本で画質や音質にこだわる客が増え、4Kテレビの市場は伸びている。今後は五輪などを控え、大きな買い替え需要も見込める。品田部長は「テレビ市場は4K化が進み、成長が期待できる」と述べた。

 この日発表したのはビエラの新モデル7機種。新開発のライトなどを採用し、従来より鮮明な映像や臨場感ある音響を実現。参考価格は機種や画面サイズによって28万円前後から80万円前後。今月以降、国内をはじめ欧州やアジアなどで順次発売するそうです

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