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高瀬耕造アナ [ニュース]

くっきり眉毛にクリクリした目の爽やかフェイス、名前は知らなくても顔を見れば、「あぁ、あの人ね!」とすぐわかるNHK・高瀬耕造アナウンサー。平日、毎朝放送している『おはよう日本』のメインキャスターとして出演し、“NHKの朝の顔”としてすっかりお馴染み。そんな高瀬アナに視聴者はもう一つの期待を寄せている。それは、高瀬アナから放たれる「自虐ネタ」。しかし、それは決してネガティブなものではなく、なぜか視聴者がほっこりし、勇気づけられてしまうというのだ。視聴者との“良好な関係”を築く高瀬アナの意外な魅力とは?

■番組に出演しないとちょっとしたパニック 愛され度合いが垣間見えた夏休み明け

 高瀬アナと言えば、昨年の4月から『おはよう日本』に登板する以前も、ゴールデンタイムのニュース番組『ニュース7』や、お昼と夕方のニュースに出演。そもそも『おはよう日本』にも2008年から2009年まで出演しており、ほぼ全時間帯のニュース番組に登場しているほか、国政選挙の速報や『NHKスペシャル』などにもキャスターとして出演、さらには東日本大震災以降、地震で津波警報が発令された際、「東日本大震災を思い出してください!」、「命を守るために一刻も早く逃げてください!」といった強い口調で訴えるなど、おそらく誰もがどこかで高瀬アナを見ているはずである。実際、2014年1~6月期のテレビ番組出演本数ランキングでは(ニホンモニター調べ)、総出演本数が452本と何とタレント・アナウンサーを合わせたランキングで1位となっているのだ。

 そんな高瀬アナだが、先月8月13日に夏季休暇をとって『おはよう日本』を休んだ際、視聴者も休暇は長くても2週間くらいだろうと、SNSなどでは8月27日の月曜の朝には番組に戻ってくると予想していた。しかし、当日はまたしても代役のアナウンサーが登場したことから、SNSでは「休んでいるのは別の理由?」、「今週は観られると思ったのに」など、ちょっとした“高瀬ロス”が起こり、ネットニュースでも報じられる事態となったのだ。

 こうした反響を受けてか、NHKからは“翌28日より復帰する”という報告が出されるほど。図らずも世間は高瀬アナを“朝の顔”として求めていることが証明されたのである。

■“辛い記憶のセンター試験”、“携帯ゼロ着信”! フォローを許さない「言い切り」型のオチ

 高瀬アナの「自虐ネタ」は、今年のセンター試験の前日、番組のエンディングで起こった。「私の経験をもとに言わせてもらいますと、解答欄、間違えないように、ズレないようにしてください。辛い記憶です…」と言葉を残し、番組を締めた。また、別のエピソードでは、スマートフォンを家に忘れたまま一日を終えて帰宅してみると、一通もメールが来ていなかったことや、大学デビューを果たすためにストレートパーマをかけたが、大失敗したことなどを番組中で語っている。

 多くはコーナーの終わりや、番組のエンディングの短い間にコメントが発せられるという、まさに共演者もフォローができないタイミングの“言い切り”型。視聴者も「どうした?」、「いったい何があった?」など、高瀬アナの“投げっ放し”のコメントがやたら気になってしまうわけだ。

 また、「朝ドラ振り」というものも、いつしか高瀬アナの持ちコーナーとして定着していく。もともとは朝ドラ直後の『あさイチ』で、井ノ原快彦と有働由美子アナ(当時)がやり取りしていた「朝ドラ受け」がはじまりだが、高瀬アナは有村架純主演の『ひよっこ』で「明日で最終回です。素晴らしいキャストの中で、やっぱりみね子に感動しました。素晴らしかった。有村さん、『おはよう日本』にも来てほしかった」と“禁じ手”的なメッセージを有村に送ったのである。

 ちなみにこの日は、『おはよう日本』→『ひよっこ』→『あさイチ』と続くいつもの放送スケジュールで、『あさイチ』には有村がゲスト出演するというタイミング。高瀬アナは、『ひよっこ』と『あさイチ』の間に放送される『9時のニュース』にキャスターとして登場すると、ニュースの終わりの際にも、「有村さん、『おはよう日本』でお待ちしております」とまさかの追撃を試みる。この二度にわたる番組出演のプロポーズという“NHKらしからぬ”異例の展開は、視聴者を大いに楽しませることとなり、「素晴らしいです!」、「高瀬アナのやらかしが好きなので、ついついチェックしちゃいます」、「ここで手を叩いた人、日本中にいると思う」などといったつぶやきがTwitterに溢れた。

 こうした一連の高瀬アナのコメントは、民放ではありがちなのかもしれないが、ほかでもないNHKのアナウンサーが、大真面目な表情の中に茶目っ気を見せたり、思わず自虐っぽいコメントを放つというところに、視聴者のほうにもひと筋の光明のようなものが射し込み、朝の忙しい時間の中にホッコリとしたものを感じさせてくれるのだろう。そんな高瀬アナとの“毎日”の触れ合いに、視聴者もしだいに親近感を抱いていくのかもしれない。

■決して型破りではない純然たるNHKらしさとのギャップ、新たな形での“NHKの顔”

 高瀬アナは1975年生まれの42歳。1999年のNHK入局以降、前述のようにNHK総合のほぼすべての時間帯に登場してきたが、『おはよう日本』のメインキャスターに抜擢されてから認知度も急上昇。今年5月、ORICON NEWSが発表した『第4回“朝の顔”ランキング2018』では、高瀬アナは日本テレビの桝太一アナに続いて2位にランクインした。「真面目で爽やかな感じだけれど、時おり挟む軽口に朝から笑顔になれるから」(茨城県/50代・女性)といった女性からの人気に加え、「あの落ち着いた声と、番組自体の雰囲気が朝に合っている」(長崎県/50代・男性)と、やはり冷静沈着な佇まいは男性からも支持されているようだ。

 これまでの“NHKの顔”と言えば、今年3月に退局した有働由美子アナだ。8年間『あさイチ』でMCを務め、“脇汗が染みたシャツ”や“つけまつ毛落とし”などの失敗姿を平然とさらけ出し、夫婦間のセックスレスを話題にした際も「やりゃいいってもんじゃないですよね」とあけすけなコメントを発して、“NHKらしからぬ”アナウンサーとしてキャラを際立たせていた。ギリギリのラインを攻めるところが有働アナの魅力のひとつでもあるが、決して逸脱はせず、バランス感覚を保っているという安心感・信頼感が、彼女の魅力や人気を支えているのである。

 有働アナ同様、高瀬アナも“NHKらしからぬ”自虐やお茶目ぶりを発揮しながらも、決してふざけすぎず、冷静で落ち着いた“NHKらしい”実力を兼ね備えているからこそ、高瀬アナならではの独特の魅力を輝かせているのだろう。さらに、高瀬アナの好きな朝ドラではあるが、人物の入れ替わり立ち代わりが激しく、ストーリー展開が速すぎてきたりすると、「あと1カ月だけで、新たなキャラクターが続々と出てきて、まとまるのかなと思ってるのですが…」などと、視聴者も不安に思っていることを代弁してみせる。こうしたフォローに視聴者も快哉を上げ、いっそう高瀬アナに対する信頼感・安心感も増していくのだ。

 NHK・民放を問わず、自分の仕事に責任を負いながらも、その中で紋切り型や没個性的にならず、自然に自己表現できるアナウンサーが視聴者にも親しまれ、信頼され、最終的には両者が“良好な関係”を築くことになるのかもしれない。

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