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三浦大知 [芸能]
圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスで注目を集める三浦大知さんのご登場です。モードな服がお似合いで、丁寧な言葉遣いと論理の整った語り口も印象的。林真理子さんが対談で三浦さんの素顔に迫ったそうです
林:今、中学ではダンスが必修になっていますね。日本人のダンスのレベルは上がってるんですか。
三浦:うーん、どうでしょうかね。それは難しいところだと思います。日本でダンスを目にする機会はすごく増えたと思うんですよ。たとえばCMを見ていても、ただPRするだけでなくて、振り付けがついて動きのあるものが多くなりましたよね。そういう意味で、ダンスという表現との距離感は縮まったと思うんです。ただ、学校では教員の先生が教えますよね。ダンス経験のなかった先生がダンスを習って、それを生徒さんに教えるんです。学校の中に、外からプロのダンサーを入れることはけっこう難しいらしいんです。
林:あら、そうなんですか。
三浦:先生がまずダンスを楽しんで教えていないことで、ダンスが嫌いになる子が増えなければいいなと思います。学校の授業だからこそ「ダンスはめんどうだな」となってしまう可能性もあると思うんですよね。
林:なるほどね。
三浦:日本はどの地方にもダンススクールがあって、誰でもダンスが習える環境ではあると思います。ただ、ダンスを職業にして成功した例がたくさんあるか、就職先があるかといえば、そうではありません。海外では歌手や俳優などとほとんど同じで、プロのダンサーとしてエージェントに登録して、そこから派遣されていろんなところに振り付けに行ったり、誰かのツアーに同行したりします。
林:なるほど。
三浦:もし派遣されて同行したダンサーが、ツアーを回るアーティストとシンクロすれば、その人とともにものづくりするチャンスが生まれることもあります。ただ、日本はそこまでの機会があるかというと、そうではない。入り口は広がっているものの、出口はそんなに変わっていないのが現状じゃないかと思います。
林:出口が広がればいいですね。
三浦:そうじゃないと、「いつまでダンスやってるの?」とか「ちゃんと食べられるの?」と心配されて、親御さんの反対を受けると思うんですね。そのために「三浦大知チーム」として何かできることがあったらがんばりたいなと思います。
林:まあ、教育にまで目配りをなさっているんですね。お酒を飲みに行くことはあるんですか。
三浦:もともと飲んでいましたが、30歳を機にやめました。
林:少しストイックすぎるかも。
三浦:いや、そんなカッコいいものではなくて、僕、飲み方が下手くそなんですよ。仲間うちで飲んでると、楽しいから帰りたくなくなっちゃって、長く飲んじゃうんです。結局深酒して、二日酔いみたいな感じになるので、いったんお酒をやめました。そうしたらスケジュールもすごく立てやすいし、起きようと思った時間に起きられるし、よかったなと思っているんです。
林:コンサートのあと、打ち上げで焼き肉屋に行ったりしても、飲みたくならないんですか。
三浦:みんなは飲んでいますが、僕はウーロン茶ですね(笑)。お酒が好きだと思っていたんですが、結局はそういう場が好きなだけだったんだなと思って。
林:三浦さんのような、ダンスがお得意なプロのアーティストの方って、ちょっとトガっていて、実は話しづらいんじゃないかなと思っていましたが、あまりにも礼儀正しいふつうの人で、これも少し意外でした。
三浦:アハハハ。すごくふつうだと思います。ナチュラルな感じでものづくりができたらいいなと思っています。
林:2020年の東京オリンピックの開会式では、三浦さんの歌と踊りを見たいですよ。
三浦:呼んでいただけるように、これからもがんばっていきたいと思います。
(構成/本誌・直木詩帆)
※週刊朝日 2018年8月3日号より抜粋
林:今、中学ではダンスが必修になっていますね。日本人のダンスのレベルは上がってるんですか。
三浦:うーん、どうでしょうかね。それは難しいところだと思います。日本でダンスを目にする機会はすごく増えたと思うんですよ。たとえばCMを見ていても、ただPRするだけでなくて、振り付けがついて動きのあるものが多くなりましたよね。そういう意味で、ダンスという表現との距離感は縮まったと思うんです。ただ、学校では教員の先生が教えますよね。ダンス経験のなかった先生がダンスを習って、それを生徒さんに教えるんです。学校の中に、外からプロのダンサーを入れることはけっこう難しいらしいんです。
林:あら、そうなんですか。
三浦:先生がまずダンスを楽しんで教えていないことで、ダンスが嫌いになる子が増えなければいいなと思います。学校の授業だからこそ「ダンスはめんどうだな」となってしまう可能性もあると思うんですよね。
林:なるほどね。
三浦:日本はどの地方にもダンススクールがあって、誰でもダンスが習える環境ではあると思います。ただ、ダンスを職業にして成功した例がたくさんあるか、就職先があるかといえば、そうではありません。海外では歌手や俳優などとほとんど同じで、プロのダンサーとしてエージェントに登録して、そこから派遣されていろんなところに振り付けに行ったり、誰かのツアーに同行したりします。
林:なるほど。
三浦:もし派遣されて同行したダンサーが、ツアーを回るアーティストとシンクロすれば、その人とともにものづくりするチャンスが生まれることもあります。ただ、日本はそこまでの機会があるかというと、そうではない。入り口は広がっているものの、出口はそんなに変わっていないのが現状じゃないかと思います。
林:出口が広がればいいですね。
三浦:そうじゃないと、「いつまでダンスやってるの?」とか「ちゃんと食べられるの?」と心配されて、親御さんの反対を受けると思うんですね。そのために「三浦大知チーム」として何かできることがあったらがんばりたいなと思います。
林:まあ、教育にまで目配りをなさっているんですね。お酒を飲みに行くことはあるんですか。
三浦:もともと飲んでいましたが、30歳を機にやめました。
林:少しストイックすぎるかも。
三浦:いや、そんなカッコいいものではなくて、僕、飲み方が下手くそなんですよ。仲間うちで飲んでると、楽しいから帰りたくなくなっちゃって、長く飲んじゃうんです。結局深酒して、二日酔いみたいな感じになるので、いったんお酒をやめました。そうしたらスケジュールもすごく立てやすいし、起きようと思った時間に起きられるし、よかったなと思っているんです。
林:コンサートのあと、打ち上げで焼き肉屋に行ったりしても、飲みたくならないんですか。
三浦:みんなは飲んでいますが、僕はウーロン茶ですね(笑)。お酒が好きだと思っていたんですが、結局はそういう場が好きなだけだったんだなと思って。
林:三浦さんのような、ダンスがお得意なプロのアーティストの方って、ちょっとトガっていて、実は話しづらいんじゃないかなと思っていましたが、あまりにも礼儀正しいふつうの人で、これも少し意外でした。
三浦:アハハハ。すごくふつうだと思います。ナチュラルな感じでものづくりができたらいいなと思っています。
林:2020年の東京オリンピックの開会式では、三浦さんの歌と踊りを見たいですよ。
三浦:呼んでいただけるように、これからもがんばっていきたいと思います。
(構成/本誌・直木詩帆)
※週刊朝日 2018年8月3日号より抜粋
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