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レクサス LC500 LC500h [車]

愛知県豊田市にあるトヨタ元町工場。

この地でトヨタが乗用車を生産するため初めて創業したのは、いまから58年前だ。元町とは、地名であるとともに、クルマ造りの原点を意味する、トヨタにとっての聖地である

その一部が今年1月、大幅改良された。建屋の前には竹を使ったディスプレイがある。建屋に入るための大型シャッターは、レクサスブランドカラーである艶消しブラックが施されている。

中に入ると、そこは純白の世界。小さなゴミがあってもすぐに分かるように、という工場の管理体制の一環であるとともに、ここで働くスタッフたちが“清い気持ち”を持てるようにとの配慮だ。空調からの作動音など、耳障りな音を軽減される施しもした。

見上げると、天井周辺がスッキリとしている。トヨタが「吊りレス」と称するように、通常の自動車工場で見られる上部からの吊下げるタイプの空調ダクトなどがなく、天井が高くなった印象だ。

ここで、レクサスの最高峰クーペ、LC500とLC500hの最終組み立てを行われている。広さにして、約1万平方メートルある。昨年までは、三河地域で生産されている各種トヨタ車のサスペンションの加工・組み立てを行っていたスペースだ。

LC500とLC500hについては、元町工場内でプレス、塗装、ボディ(溶接)、またルーフなどのカーボン部品やその他の樹脂パーツの生産を行い、最後にこの組み立てスペースに車両や部品が運ばれてくる。エンジンは近隣の下山工場から、トランスミッションは愛知県刈谷市にあるトヨタグループ企業のアイシンAWから直接納入されている。

今回の取材では、こうした製造工程のうち、最終組み立てと検査の工程を見たそうです

元町工場では、LC500、LC500h以外に、レクサスではGS、トヨタではクラウン(マジェスタを含む)、マークX、そして燃料電池車のMIRAIを製造している。

その中で、レクサスについては、プレスから組み立てまでの全工程に、レクサス技能師(役職レベルは工長)という8人の匠がいる。匠は自身が所属する部門での全工程の作業を行うことができ、またその作業を教えることができる部門リーダーである。

ただし、一連の作業を見ていると、匠がボス的な役割で周りをグイグイと引っ張っている印象はなく、皆が自分自身の意思で作業にあたっている。

そこには、単なる機械部品を扱っているのではなく、「私は作品を造り上げている」という意識を強く感じた。

つまり、最終組み立て工程の150人、そして検査工程の19人、合わせて169人全員が「レクサスとは何か」「レクサスが目指すものは何か」を意識しながらモノ造りに励んでいる。彼らの視線の先には「この1台が手に届くことを心待ちにしているお客様の顔」がはっきりと見えているのだと思う。

私は過去30数年間に渡り、世界各地で様々な自動車メーカーの製造施設を取材してきた。そうした中、このLC500とLC500hの「白いスペース」には、独特の空気感が流れていると思った。

メルセデスでも、BMWでも、ベントレーでも、ロールスロイスでも、フェラーリでも、ランボルギーニでも、そしてトヨタでもない。レクサスという独自ブランドに対する、働く者たちの気持ちが一体化した空間である。

作品を造り上げるために、部品の設計を吟味し、サプライヤーとの綿密な打ち合わせを行い、そして生産技術の粋を集めて、各工程での作業に対する精度を上げている。

ここは、実に日本人らしいクルマ造り工房である。

こうした製造現場を肌で感じれば、たとえ走らなくても1作品1300万円級の価格に納得がいく。

LC500とLC500h、現在の生産台数は日にあたり48台。最大の生産能力でも、49台まで。土日はライン操業は休みのため、月あたり1000台弱となる。

日本では発売開始1ケ月で1800台を受注したが、これから発売が始まるアメリカなどレクサスの主力マーケットからの受注が増大することは明らかだ。

また、日本国内受注1800台のうち、1000台がLC500で、800台がLC500hという、5対4の割合だ。レクサスは当初、3対7でLC500hが多いと予測していた。なぜなばら、SUVのRXなどではハイブリッド車の比率が高いからだ。

では、どうしてLCはハイブリッド車より通常のガソリン車が人気なのか? ある販売店に訪れた方は、LC500とLC500h、どちらにしようかとても悩んでいたそうだ。決め手となったのは、エンジンスタートボタンを押した瞬間だったという。その方は、5リッターV8の目覚めたサウンドに心を打たれたという。

今回、元町工場で「レクサスが目指すこと」をじっくりと体感できたそうです

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